1/3どころか1/100万分すらも

13時過ぎ。本社から電話がかかってくる。異動についてだった。1年間務めた今の職場からほど近い場所への移動。新しい上司も従業員も多少面識ある人たち。そろそろ何処か(ちょっと離れた県内とかに)異動がありそうだなとぼんやり思っていた矢先のことだった。上司に異動を聞いてどう思ってますかと聞かれ「まあ、私たちはいづれ去りゆくものですから」と答えて、まあ実際そう諦観している部分はあったけれど、ゆっくり考えてみてもやっぱり寂しかった。私が目指す方向性的に、いつかは今の環境を離れることになるとわかっていたけど、叶うならずっといたかった。
帰宅してふと自分の感情がどうにも相手に伝わらないことを思ってまた悲しくなった。誰が聞いても「まあいづれ異動はあるので」なんて言う人間、実際寂しいと思ってるなんて思わないだろう。
思えばいつだって感情がうまく伝わらなかったなと振り返る。どんな言葉で表現すれば、伝わったんだろう。

0コメント

  • 1000 / 1000